自分の楽器について ①顎当て
楽器のパーツについて時々聞かれることがあるので、この場を借りて。
顎当て、このようなものを使っています。


理由としては、、、軽いから!

というのは、半分冗談、半分は本気で考えた結果で、続きがあります。
一時期、自分の演奏スタイルで悩んだことがありました。
発端はベートーヴェンのソナタの演奏会。
果たして、思考ストップで普通に演奏して良いのだろうか。少しでも当時の演奏に近づくにはどうしたら良いか?
下の写真をご覧あれ、
上から、我らがパガニーニ、若い頃のサラサーテ×2、アンリ・ヴュータン、パガニーニの弟子のシヴォリ、19cの弦楽四重奏の様子。






自分の好きな19世紀のヴァイオリニストたちはまだ顎当てをしていない。もしくは少なくともそれが主流でした。
原点に立ち戻って見渡したい、原理主義寄りな考えの自分にとっては目を背けることのできない事実です。
結果的には、前述のベートーヴェンでは顎当てを外して演奏しました。
結果、演奏についてはなんとかなるのですが、新たな課題が出てきます。
続く