③再び顎当て
下の図を見ていただきたい。

こちらは、19世紀前半のヴァイオリニスト、ルイ・シュポアが考案した顎当てとされている。
前回の日記の目的に合うものとして、こちらのモデルがどこかで作られていないか探してみた。
Louis Spohr(1784-1859)
https://ja.wikipedia.org/wiki/

ただし、以下の図もシュポア自身が書いたものとされている。

結果、以下のものを見つけた。
現在まで自分の楽器3つとヴィオラでこちらを使用しています。


このタイプが自分の目的にあった点は、
①身体と楽器の関係を最小限で繋いでくれること。
②33〜35gと軽いこと。
③裏板側にも素材があることで、身体と直接触れない。裏板を守ってくれること。
また、ヴィオラについては、通常の顎当てが高過ぎで弾きにくさを感じていたので、
ようやく適切なツールに出会うことができました。

ただ、実際に弾くためにはかなり慣れが必要です。
下の素材が鎖骨に食い込むし、表板の方も顎に触れる部分がかなり少ないので、どこで支えるのかをピンポイントで決めて持ち慣れる必要がある。
今までがっちり顎当てと肩当てに依存して弾く方法に頼っている人にとってはかなり大変だと思います。
自分の場合、その前にバロックヴァイオリンを弾いていた時期があったので、その延長で演奏スタイルを想像していて結果的にうまくいきました。
以下、探す過程で出会ったその他の顎当てたち。


片方だけのタイプは、もしかしたら逆さまにして以下のように肩当て代わりに使うのもありかもしれない。

前回の記事でサラサーテのことに触れましたが、後期には幾つかの顎当てを使っています。




古い顎当ての写真

特に上のサラサーテが使用している、テールピースの下に差し込むタイプがすごく気になり、しばらく執拗に探していたら、
アメリカのある地方の楽器店でコレクションにしている方がいた!

ダメ元で購入できないか頼んでみましたが、個人のコレクションなので、譲れないとのこと。
そりゃそうよね。。
ちなみに生徒には、顎当てはガルネリタイプ、肩当てはwolfのsecondsを薦めます。
どちらも適応範囲が広く、ハズレなし!
ガルネリタイプの顎当ては、ものによって高さや顎への食い込みが異なるので、
自分の身体に合っているか試してから購入しましょう。


以上!